湘南発祥の地の湘南っぽくない日記ver.2

はてなダイアリーから引っ越してきました。

吉田邸

うちの近所にあります。
燃える前に1度だけ庭に行った事があります。
そんな所とかとか。
記憶を覚えているうちに。
玄関には御影石を敷いてあった気がする。
入ってすぐにクリーム色っぽい大理石を使った床があるトイレがあるはず。
右側は応接間で基礎は昔の家と変わらない。
昔の電線に使う陶器製の何かが埋まっていた。
岩盤と砂地が混じっている。
暖炉がある。
小さい中庭には白い細かい石が敷いてあって、竹がちょっと生えていた。
その奥には小さな風呂。使用人用か?
左側は食堂。ここの基礎は異常なくらい頑丈に作られていた。
がっつり鉄筋。物凄い。
一番端に天皇陛下も使ったと言うピンクの大理石を使った床があるトイレがある。
その横は渡り廊下か何かを使って温室に行ける。
その下には階段で降りれる物置か何か。
良い木を使っている。
杉か檜で1級品と書いてあった。
その前には玉石を敷いてあってちょっとした池がある。
その池には背後にある滝から水が流れる。
その滝は人口の滝で井戸水を使用するらしい。
滝の下その奥には横穴古墳有。
その水が下の池まで流れて行く。
食堂に戻る。
食堂の真下は地下室になっている。
横の階段を下がり、鉄の扉を開けると3つの部屋。
右は細い部屋。ドアは引き戸。物置か?天井には換気のための小さい扉有り。
真ん中はちょっと小さい部屋。ドアは普通ドアw物置か?天井には換気のための小さい扉有り。
左の部屋はワインセラーになっている。
4列ほどか?
入口の扉は2重になっていて木のドアの次は金網を張ったドアがある。
当時の酒屋が置いていったのか酒の値段が書いてある紙がいくつか。
地下室を出て奥。西側には地下通路。
当時は板張りだっただろう。今は腐った木の破片多数。
電気も通っていたような印象。
その通路を延々と進む。
這って行かないと通れない。
暗い中を懐中電灯で照らし通って行く。
真っ直ぐ。そして左へ。
行き着いた先は。
物置か?それとも車庫か。ベントレーくらいは入りそうな広さだ。
当時の脱出用通路かもしれない。
その横にはボイラー室。
室内(応接間)へ通気口が繋がっていたので空調なのかもしれない。
灯油缶有。未だに灯油臭い。煙突有。
食堂の後ろは多分台所。
2m四方ほどの貯水槽の様な物あり。蛙もいた。
滝の横にはエレベーター室。
しかしエレベーターが入っていたような形跡はない。
エレベーターを入れる気満々だった様だが。
コンクリート造りで上の階を見てみるも三角屋根の屋根裏の様になっていた。
完成はしなかったようだ。
水が1m近くたまっていて中には巨大な亀の様なコンクリート片が沈んでいた。
その横は人口の岩山。
そこにも横穴古墳あり。
かなりの広さで中には何故か便器があった。
他にも2ヶ所横穴古墳あり。
保護用に詰めた土嚢袋は大変だった。
天井はコンクリートで塞がれていた。
建設当時に壊れたか。
苔や植物などが良い雰囲気だった。雨の日は助かった。
上に登る。
水道メーターあり。
1段目にはボイラー室、貯水槽あり。
ボイラーは温水用だろう。
貯水槽の上には風呂があった。
他のサイトには木で作った船の様な風呂が紹介されていたが
この風呂は大谷石を使った風呂だった。
現代の風呂よりも多少広いか。
しかしここからの眺めは最高だった。
海を全て見渡せ富士山も見える。
当時ここの風呂に浸かりながら見る景色は素晴らしいものだっただろう。
その後ろの山にも横穴古墳が多数あった。
ここは特に何かに利用したような跡は見つからなかった。
昔は城山公園と同じ一つの山だったのだろう。
記憶に残っているのはこのくらい。
井戸が敷地内に多数あったのと、使用人用の家があった。
吉田邸の前にある信号はボタンを押した瞬間に変わる。
昔の名残かもしれない。
一度でいいから燃える前に内部を見たかった。
無くなったものは二度と元には戻せない。
復元するのなら徹底的に当時と同じ仕様で復元して欲しい。
材質などはまぁ。しかし地下通路だったり、ワインセラーだったり
空調室やボイラー室。未完成のエレベーター室。そして風呂。
ドキドキワクワクする秘密基地の様だ。
昔の豪邸には面白いものがいっぱいある。